MSF 最新の合格体験記
メッセージ=テレビ朝日コンテンツ制作・ビジネス職内定・Tさん 2025年4月10日掲載
MSFへ入って良かったと本当に思う。サークルなど、大学での先輩とのつながりが薄く就職活動に対して漠然とした不安がありながら知識がゼロだった私は、大学3年の5月にMSFに入会した。ありがたいことにはじめの3カ月はマンツーマンの授業で、先生のユーモアにあふれ、知的でまじめなお人柄に触れ、毎週私の自動車学校の話や趣味の話も交えつつ、マスコミに対する知識を深めることができ、毎回の講座が楽しみでならなかった(高熱で体調が絶不調だというのに出席した日もあったくらいです)。MSFは少人数の分、先生が私の特性を理解してともにエントリーシートや作文の内容を考えてくださり、安心して相談することができた。

そして、複数の方が受講しているグループに移籍してからは、ともに夢を目指している方たちの存在に勇気づけられた。社会人として働かれている方とお話する機会は大学生の私にはほとんどなく、社会人も学生も関係なく夢のために努力しているという共通項によって結ばれる場を提供してくれるMSFの存在はとてもありがたいものだった。

MSFへ通ったことで、あこがれの仕事への片道切符を手にすることができたのはもちろんだが、それ以外にも通って良かったなと思うことがある。それは、山田先生とともに自分を見つめ直すことで、自分を認められるようになったことだ。MSFを受講することを決め、初めて入会希望のメールを送ったときのことだ。事務局の上村さんからいただいたメールにお礼のメールをした日、お礼のメールにも返信がきたことに驚いた。まだお会いしたこともない山田先生からだった。そして、そこにあった先生の言葉は「事務からの連絡にお礼を送ってくださったことに感心しております。MSFで学ぶか、学ばないかということは別にしても、今後もこうした姿勢は忘れないでいてください」というものだった。このような細かな所まで見てくれていることに私は感激し、この言葉で私は先生とともに、先生の下で就活をやり遂げたいと決意したといっても過言ではない(これを読んでいる皆さんも先生は細かな表情、仕草まで実は見ていてくだっさっていることに気づいてください)。

このように山田先生は授業や会話の中で漏れ出る、その人のこれまでの人生を見逃さず、率直に褒めてくださった。それまで自分に自信がなく、後ろ向きだった私も、先生に「明るくて真面目できっと最後には受かる人だと思うよ」と言ってもらい、嬉しくて嬉しくて親にも話したほどだった(その時の親の嬉しそうな表情も忘れられない。親も不安で仕方がない私だったのだと思います)。山田先生からのお墨付きという自信をもって、就職活動に、日々に取り組めるようになった。

メイン講座の初回で、私は「悔いのない就職活動をしたいです」と先生へ意気込みを話した。いま振り返れば、胸を張ってこの9か月間、全力で自分と向き合い、努力したと言い切れる。これからは、先生や受講生の方々から学んだことを忘れず、私にしかできない社会貢献の形を模索していきたい。

いつも励まし、親身になってくださった山田先生、早朝も夜遅くにも優しく対応してくださった上村さん、たくさんアドバイスをくださった受講生の方々、本当にありがとうございました。いつか先生に授業内で「〇〇〇さんは僕の受講生なんだよ」と紹介してもらえるように、頑張ります。(オンラインクラス生)・・・・・・
メッセージ=毎日新聞社記者・Sさん 2024年3月19日掲載
2度目の転職となる今回、毎日新聞社から内定をいただくことができた。私のことを知らないと思うので経緯を簡単に説明する。現在、29歳で5年前までMSFを受講していた。大学3年時に通い始め、学生時代の就職活動は思うようにいかず、どこの新聞社とも縁がなく、建設関係の会社で働いていた。そして、社会人3年目の時、1度目の転職として埼玉新聞社に契約社員で入社し、運動部記者として学生スポーツやプロスポーツを取材した。金銭面に加えての忙しさなどもあり、そのときMSFを離れる決断をした。そして5年経った今回、埼玉新聞から正社員への話しをいただいた。だが、決断して毎日新聞を受験した結果、4月から入社させてもらえることになった。

なぜ、内定をいただくことができたのか。改めて考えるとやはり山田先生、事務局の上村さん、当時一緒に受講していた仲間のおかげだ。MSFがなかったら、そもそも私は記者になれていなかったし、なれたとしても何のために働いているかわからず、マスコミ業界から途中離脱していたと思う。私は埼玉新聞で記者をしていた5年間、読者のために、社会のために働くことができたのは、MSFでの教えというより、山田先生の教えを大切にしていたからだと実感する。

私は受講していた時、面接練習で上手く受け答えができないことが続き、普段温厚な山田先生から「あなたは記者にならなければいけない人なんだよ」と怒られた。今でも、いつでも忘れられない一言だった。なぜ自分が記者にならなければいけないのか。また、自分が記者で居続けなければいけないのかと真剣に考えさせてくれた。MSFは作文の書き方や、面接対策だけを学ぶ場ではない。そうした考え(MSFだとすぐに受かりそうなことを教えてくれる、というような意味です)のみで受講するごく一握りの人は短期間ですぐにいなくなった。取材の現場で出会うことも一切なかった。MSFは時事教養講義など魅力的な講義も多いが、記者、マスコミ人としての考えや気持ちを深める場だったと思う。

また、メイン講座や社会見学ゼミナールなどでは、社会人としての行動が試される場だった。社会見学ゼミナールで山田先生とカフェに行った際、椅子に座るタイミングや会話中の仕草など、気を付けていた。こうした時間は社会人となって生かされていると感じる。以前、他の人の合格体験記で、山田先生の人との振る舞い方に学んだ、というような文章を読んだ。コロナの関係もあり、社会見学ゼミナールのような講座の実施がなくなり、また、メイン講座がオンライン化してしまっているようなことが残念だ。先生と学んだ4年間、私を含め受講生と話をするときの先生は一度も足を組んだりするようなことはなかった(これは目上の人を取材するときの作法と同じです)。先生にとっては些細なことだろうが、マスコミ業界でなくても、どこの会社に行っても通用することだと思うから、受講しているのであれば、今の環境を大切にしたほうがいい。他の受講生のつまらない話につまらない顔をしている自分にも気づくべきでしょう。

私には日々、励みになっていることがある。メイン講座に通っていた時、一緒に学んでいた受講生(毎日新聞のKさんら)の活躍だ。当時、講座で同じになることが多く、帰り道が一緒になることがあり、お互いに弱音を吐くこともあった。私がMSFを離れた数年後、山田先生へ差し上げたメールへのお返事の中に、一緒に学んでいた受講生の方々が希望した道に進むことができたと教えてもらうことがあった。すぐに紙面を確認すると、クレジットが載っていた。講座の帰り道、「先生に憧れただけで終わるのかな」と弱音を吐いていたあのKさんの名が紙面にあった。身近だったそれらの人の活躍が励みになり、自分を奮い立たせていた。「MSFの講座を離れると挨拶に行った際、先生に吉野家の牛丼をごちそうになったんだ。あの牛丼の味はいつまでも忘れないんだよね」と話していた、あのKさんのクレジットがたしかに紙面にあったのだ。Kさんは一旦、講座を離れたが、また講座を受講していたと後に聞いた。

山田先生の言葉には力をもらってばかりだった。受講中もそうであったが、MSFを離れてからも年末にメールを送っていた。お忙しいのにも関わらず、そもそも既に受講生でもない私にお返事をくださった(誰にでもしているわけではないと、先生は仰いますが)。いただいた内容は毎回、私の心に刺さるものばかりで大切に保存して、何かあった時に見返していた(ここだけの話ですが、泣いた時もありました)。MSFに通うことができるのであれば、本当に一番良いことだと思う。他のことを犠牲にしてでも通えるのであれば、夢を実現するまで絶対に続けてほしい。MSFを幸運にも知り、通えるのに通わない選択肢はない。だが、私のように理由があって受講を続けることができない人もいるかもしれない(とはいえ、私は今回の受験がうまくいかなけれなければ、1年間、メイン講座へ通うつもりでいました)。そういう人は記者、マスコミ人を志す気持ちだけはあきらめてもらいたくない。紆余曲折してもいつかチャンスは来るかもしれない。受講している方には、今しか学べないことがあるからこの環境を本当に大切にもらいたい。やり遂げてもらいたい。

私は埼玉新聞に退社の意思を伝える時、涙を流した。契約社員として会社のために、社会のために、読者のために働き続けたことが楽しく、充実した日々だったからだ。会社的に人手不足で厳しい中、途中で抜けることに申し訳ない気持ちもあった。だが、転職する私に対して上司や同僚からは「おめでとう」という言葉ばかりで、私の門出を応援してくれることに心から嬉しかった。新たな挑戦に不安はある。だが、覚悟を決めて選んだ道で活躍することがこれまで私に関わってくれた人への恩返しだと思う。最後の日、編集局の天井を見上げたとき、若いころの先生が新聞社をやめる日のことを話してくれていたことを思い出した。「当たり前に毎日来ていた場所へ明日から来られないんだなあと帰り際、椅子に座って、のけぞって、編集局の天井をずっと見ていたんだよね」。気づけば、ここでも先生の真似をしていた。

あらためて山田先生、事務局の上村さん、一緒に学んだ元受講生の皆さんのおかげで内定をいただくことができた。これからも山田先生の教えを大切にして社会のため、読者のために働き続けます。拙い文章ですが、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。(東京教室生)・・・・・・
メッセージ=千葉日報社・Aさん 2023年12月19日掲載
ここで学ぶ決断をしていなければ、私はメディアに勤めることはできなかったかもしれない。周囲から違和感を指摘され、医師に相談すると発達障がいのグレーゾーンと診断された。新卒で入社した会社を辞めてフリーターとなり、それでも学生時代から憧れていた報道に関わる仕事がしたいと悶々としていた。そんな時期にネット検索で見つけたのがMSFだ。

入会してから、自らの未熟さを痛感した。気遣いができない、発言に躊躇がない、報道機関を目指しているのに法律に関心がない。在籍期間が長くなるにつれて明るみになる人間性や知識不足に、いかに自分が傲慢な振る舞いをしていたのか知った。受講期間約2年と少し、新聞社に内定を得るまでに私はメディアに勤める人間が見栄張りな性格であってはならないと反省した。講座で迷惑をかけたことは数知れない。しかし、山田先生からの指導をはじめ、信頼できる受講生との交流から、私はメディアを目指す人々がいかに周りへ気遣いしながら生きているのかはじめて理解した。もし、フリーターとして一人孤独にマスコミを受け続けていたら、そのような気付きもなく、ご縁もなく時間だけが過ぎていっただろう。目指した場所のスタートラインにたったいま、MSFで学んだ人の繊細な感情に向き合う姿勢を大切にして、日々の仕事にまい進したい。

MSFで得た学びは、これからマスコミ人となる身として『軸』になることは間違いない。人への気遣いが疎かになりがちな発達障がいの身であっても見捨てなかった山田先生、事務局上村さん、受講生の皆様には感謝の気持ちをお伝えしたい。(京都教室生、東京教室生)・・・・・・・・・・・・・

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