人前で話すことが苦手な私は、藁をもすがる思いで面接集中講座を受講する ことにした。メイン講座で行われる面接クリニックと同じかと思いきや、い つも優しい先生の様子が違う。 行われたのは「圧迫面接」「相手を褒め続ける面接」「雑談面接」(そし て、一般的な面接もあった)。どれも、普段の講義では受けられない面接ば かりだった。圧迫面接では、私の発言は全否定される。次の面接では、私を 褒め称え気持ちよくさせてくれた。雑談面接では、天気の話や趣味など取り 留めのない話しばかり。どれも初めての体験で、面接中の私は言葉を発する ことで精一杯だった。 この講義から一ヵ月後、私は全国紙の採用試験を受けていた。いざ、本番の 面接が始まると特訓の成果か、緊張をほとんどしていない。圧迫面接もあっ たが、相手に飲まれることはなかった。面接集中特訓の講義中ほど、精神や 肉体を疲弊させることはなかったからだ。 内定の連絡を受けた今、自分にとって最も役立った講座は何かと聞かれる と、面接集中特訓と答えることができる。さまざまな傾向の面接に対し、相 手とのコミュニケーションの取り方が学べる面接集中講座は、面接が苦手な 人こそ受けるべきだ。 (全国紙内定・Kさん =メイン講座・東京教室受講生。「2019年冬・面接集中特訓」受講) |